Web業界唯一の国家資格、「ウェブデザイン技能検定」 こんにちは、スタッフつばきです。 今回は5月に受験したウェブデザイン技能検定のお話をしたいと思います。 受験のきっかけは、自分のスキルアップが目的でした。 入社する前に専門学校で、Webクリエイター能力認定試験や色彩検定を受験していたので、新しく知識やスキルを身に着けるのに資格試験を受けてみようと思いました。 どんな試験を受けるのか?と悩んでいたところ、ウェブデザイン技能検定を教えてもらい決定しました。 ウェブデザイン関係で唯一の国家資格なので、合格できたら箔がつくなという思いもありました。

ウェブデザイン技能検定とは

公式ホームページでは以下のように紹介されています。
ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、 厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。 試験は実技および学科試験で実施され、 関連国際標準規格等に基づきウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。 1級の合格者には厚生労働大臣より、2級及び3級の合格者には当協会理事長より、 ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。
学科試験と実技試験に分かれており、学科はマークシート方式でした。 なお、受験資格が設けられていますので、受験を考えている方はチェックをお忘れなく。 最初は3級を受験予定で勉強を始めていまいしたが、受験資格を鑑みて2級を目指すことにしました。

勉強方法

「ウェブにかかわる全ての人のため」とあるとおり、試験範囲はとても広いです。 インターネットの仕組みなどの知識的な話から、html・css、はてには法律に関することまであり、どう勉強すればいいのかわからなくなりました。 3級は問題集がありますが、2級はガイドブックだけなので勉強方法はとても迷いました。 とりあえずガイドブックを軽く最初から最後まで見る、公開されている過去問を解くことをしました。 そして、あまり馴染みがなく過去問でもミスが多い買ったインターネット概論などを中心にガイドブックを参考にして取り組みました。htmlやcssについては、業務でよく携わっているので後回しにしたり、勉強が行き詰まったときなどに気分転換として勉強しました。 また、いいなと思ったのが「ウェブデザイン技能検定2級ネットチャレンジ」という、ウェブ上で各章の問題に挑戦できるサービスです。問題数も多くあって、自分がどこが苦手なのかがよくわかるのでおすすめです。スマホからもできるので、移動中にも最適です。 実技試験についてはひたすら過去問をやって、作業を覚えるところを徹底しました。

試験内容について

学科試験がとにかく不安でした。今までの過去問をやってみて気づいたのが、同じ問題は決して出ないことです。毎回新しい問題が出てきていて、実際にわたしが受けた試験でも過去問にはない問題がたくさん出てきました。 わたしのチェック漏れかもしれませんが、ガイドブックに載っていないような内容も出てきたり、「原文を読んでみましょう」と案内されただけで中身の解説がないガイドラインの内容も出てくるので、本当に範囲が広いな……と受験しながら痛感しておりました。 隅々の隅々まで勉強して頭に入れないといけないですね。 実技試験は、過去問が公開されているのでこれを徹底的にやっておけば大丈夫だと思いました。 今までの過去問をやればわかるのですが、指示されることは毎回同じです。 1.Photshopでメニュー画像を作る 2.JavaScriptまたはgif形式でアニメーションバナーを作る 3.上記の画像をもちいて、htmlページを作る 4.上記のhtmlページに文章を配置する 5.フォームを作る、またはJavaScriptを編集する この行程を何度もやって完璧にすれば実技はきっと大丈夫です。

結果と今後

試験の結果は実技試験のみ合格でした。 試験を受けている間の不安がとてつもなくあったので、片方だけでも合格してほっとした気持ちになりました。 学科については、控えておいた解答と公開された正解とで答え合わせをした結果、合格ラインのギリギリでした。 配点はわからないので正確な実力などがわからないのが少し残念です。 試験勉強中や受験中はあまりにも不安が多かったですが、実技は合格して学科も合格ラインまでは近づけてたのでとても自信がつきました。 今度は学科の合格も目指してまた試験に挑戦します! 学科一本に集中することができるので、前回よりは気持ちが軽いかも……?と前向きにとらえつつ、試験日まで頑張っていきたいと思います。 受験される方は一緒に頑張りましょう。