こんにちは。スタッフつばきです。
今回は原宿で開催されているルイ・ヴィトン展に行ってきました。

展示物の写真撮影もOKだったので、写真を交えて紹介したいと思います。



今回のエキシビションはブランドヒストリーを辿る、というよりはさまざまなアーティストとのコラボレーションを取り扱っていました。
ですので、名前も「LOUIS VUITTON &」と、最後に&がついているのです。

体温チェックと手指のアルコール消毒を終えると、まず最初に床に鏡が嵌め込まれた部屋に通されます。
言葉で説明するのは難しいのですが、天井には世界地図が映っていてメカニックな音が響いており、サイバーな雰囲気でまるで映画の世界のようでした。
圧倒されて、つい写真を撮るのを忘れてしまいました。


こちらはタイプライターをしまえるトランクです。
そしてなんと、トランクにテーブルが格納されており、広げると写真のようにワークスペースになってしまうのです。
あとはイスがあれば、このトランクひとつでどこでも仕事ができてしまいます。今で言うリモートワークですね。


テーブルには設計図のようなものもありました。


人気ブランドが抱える問題のひとつに模造品があります。それはルイ・ヴィトンも例外ではありませんでした。
しかしそれを解決したのが、誰もがルイ・ヴィトンの名前を聞いて一番に思い浮かべるであろう「モノグラム」です。
現在はわかりませんが、モノグラムができた当時は職人がひとつひとつ仕上げていたそうです。
こちらの写真でを見てもらうと伝わるかと思いますが、モノグラムの手書きの質感がわかります。

また、ルイ・ヴィトンはトランクから始まっていて、コレクションも軽さと実用性を重視して作られているそうです。
展示されている数々のコレクションも、何十年の年月が経過しているものばかりでしたが、どれも綺麗な状態のままでした。

展示スペースを進むと、アーティストがデザインしたバッグが並んでいました。
世界各国のアーティストが、コレクションのひとつである「カプシーヌ」というバックをキャンバスとしてひとつのバックを作るというものです。

なかでもわたしが素敵だと思ったものがこちらです。
リウ・ウェイ氏が手がけた「アーティーカプシーヌ」です。
シルバーとブラックのシックでかっこよくも、重ねられた革が曲線でかわいらしくも感じます。
ハンドルにある球状のモチーフも素敵です。


ファッションの展示もありました。
シースルーのナース服のワンピースがとてもかわいいです。


フェルメールの「牛乳を注ぐ女」を日本へ運ぶために専用のトランクを作ったり、冒頭で紹介したデスク・トランクなど、ルイヴィトンにはいろんなオーダーメイドコレクションがあります。
すでにブランドとしての価値を築き上げている現在でも、たくさんのアーティストとコラボレーションをして、つねにブランドの再解釈を行なって進化し続けています。
社会や人々のために、コレクションを創造しているところに感銘を受けました。
仕事とは社会のなかで人と関わっていくものだと思いますので、自分のためだけではなくもっと広く高い視野を持って取り組んでいく必要があるのだと、今回のエキシビションに足を運んで考えたことでした。



このエキシビションは今月5月の16日まで開催しています。
興味のあるかたはぜひ見に行ってみてください。
事前にWEBで予約をする必要がありますので、そちらもお忘れなく。